こむら返りにご注意を
12月に入っていちだんと寒くなってきました。院長の按田です。寒い季節になるとよく夜中にこむら返りをおこす方がいらっしゃいます。冬場は水分不足やミネラルの不足に加えて、暖かい部屋でふくらはぎを冷やしてしまう格好の方も多いのではないでしょうか?冬場は乾燥するので水分補給をしっかりして風邪の予防をし、不足しがちなミネラルをしっかりととる必要があります。こむら返りは水分不足とミネラル不足、冷えによっておこりやすくなります。水分はできれば温かい白湯などで補給し、ミネラルはカリウムを多く含んだ食品(バナナ,里芋、肉や魚など)を摂取すること、そして、ふくらはぎを冷やさない格好をすることでこむら返りを予防することができます。そのほかに有名なものとして漢方の芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)がこむら返りによく効くとされています。ちなみに、全身がつりやすく長年症状が続く方は肺気腫などの呼吸器疾患で低酸素状態になってこむら返りをおこす方もいます。長期にわたって全身がつる、こむら返りを頻繁に起こすという方は、一度病院で検査を受けてみてください。これからの季節はこむら返りをおこす方が増えると思われますので、しっかり対策をして夜中に激痛で起こされないようにしましょう。